じゃあ、
国道18号線から再スタートするぜ!
うどんやさんを出て、おそるおそるペダルを回し始めるけど、
う・・やっぱし、まだ痛え。
18号のアップダウンが始まり、あいかわらず太陽は元気で気温も高い。
左に妙義山、右手に信越線を見ながら、ゆっくり上っていきます。
横川ー坂本町
長い登坂車線が続く松井田のあたりから、徐々に上っていることを意識しはじめ、
やがて、いつも本家にするか元祖にするか迷っていた釜めしの名所、横川に到着。
ここに旧信越線を走っていた機関車をたくさん集めた「碓氷峠鉄道文化むら」があります。
おいらもガキのころ、SLファンだったし、おやじが国鉄の職員だったしで、
少し興味があります。
でも機関車、雨ざらしのようで、ちょっとそれが気になります。
ここから温泉「とうげの湯」までトロッコ列車が走っています。
ちょうどみかけたのですが、写真忘れました。
18号は、ここから碓氷バイパスと旧道にわかれます。
まよわず旧道へ。
しばらく走ると、上信越自動車道をくぐり、
ここからが峠、じゃなくて峠のふもとの坂本町。直線の道沿いに宿場が広がります。
刎石山という山に向かってまっすぐに伸びる中山道をゆっくり上っていきます。
坂本町で午後3時30分。あいかわらず、膝が痛くてスピードが出せず遅れに遅れています。
かなり立派。
碓氷峠ヒルクライム
しばらく走ると峠のワインディングが始まります。
カーブひとつひとつにナンバーが、ふってある。
旧信越線跡の遊歩道が、ところどころに現れます。
静かな湖面を眺めながら、あとどれくらいかなと考える。まだまだ半分も来ていません。
気持ちいいけど、ひざはあいかわらず痛いし、標高がまだ低いのか
気温もまだ高い。
そうこうしてるうち、
高さに圧倒れてしまう。明治時代に建築したそうだけど、
当時の技術力の高さに驚きますね。
写真を撮っていると、ラチェット音が。
ブルーのジャージのローディが降りてきました。
18号に入って初めて会う自転車乗りです。
目が合い、お互いに挨拶。彼は、あっという間に下って行きました。
いざとなったら沢におりましょう。
クルマもほとんど通らず、こうした信越線の跡が突然あらわれてドキっとします。
ま、趣があるといえばそうなんですが、怖いといったん思い始めると
ふりかえれなくなります。
勾配はたいしたことないのですが、痛みをごまかしながら、
11km・hほどでゆっくりと上っているとすこしづつひんやりとしてきます。
でも、空が広くなり標高900mの表示を過ぎても、まだまだカーブは終わりません。
あー、もう飽きた、と思った頃、ようやく
ここまでC184。つまりカーブを184個曲がって、軽井沢に到着しました。
軽井沢ー離山房
坂本町から1時間45分もかかってしまいました。
左手の山がスキー場。右手が旧軽の森。
映ってませんね(爆)
。日没まではまだ2時間近くあるので、おととし訪れた離山房を再訪しようと思います。
で、時間が合えばと思い、こちらに移住した友人に電話。
電話の向こうで、元気そうな彼。仕事も順調のようです。
そして声の後ろから聴こてくる習いたてのピアノの音。
水入らずの時間に闖入してしまったようです。
今月の小諸行きのときに、と約束して電話を切りました。
奥様がいらっしゃって、お水を一杯ごちそうになり、
ジョン・レノンのこと、ショーン君のことなど、しばしお話を聞かせていただきました。
東京から自転車で来る人も、ちらほらいらっしゃるようです。
夜の間東京を出て、ムリせず道の駅で一泊し、早朝ゆっくりのぼってこられる方が
いらっしゃると聞き、その手があったか、と膝をうちました。
帰るとき、奥様が店の前にわざわざ出ていらっしゃって、
こちらが小さくなるまで、ずっと見送ってくださいました。
ありがとうございます。
もうすぐ、またきます。
軽井沢バイパスには、自転車専用道が通っていた。前回気がつかなかったなあ。
帰りは、新幹線で輪行。足が痛くて、駅では苦労しました(泣)
179km走りました。
ほんじつ7月4日、今週はMで合計60kmぐらい走ったけど
まだ痛みの芯が残っている感じ。あした試し走りしてみようかなあ。
ところで、前篇・後篇とたんたんと書いてきたけど、
軽井沢まで自転車で来るって、
一般的には、ものすごく異常な行動なんだよなあ。(笑)
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by nob06
| 2009-07-04 03:03
| 峠みたいなもの
|
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