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Honolulu Century ride  愛と友情(爆)の100mile。第一部   





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初HCRを、備忘録を兼ねて、
記憶を追いながらなるべく詳細にレポートしていきます。
(単に推敲が面倒なだけ、ともいう/殴)

だから、超長編大巨編3部作または4部作。
しかも文字多し(楽しすぎて写真があまり撮れてない、ともいう/激殴)

第一部は、幸福な往路の前半です。


では、たっぷりと。
アロ~ハ~♪







#1 カピオラニ・パーク


ハワイ時間9月30日午前4時、起床。空はまだ真っ暗です。
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ホテルのベランダに出て、ワイキキビーチの波の音を聞きながら
オレンジ色の街灯に照らされたカラカウア・アヴェニューを見降ろします。

フロントライトを点滅させながら
たくさんのライダーたちが走ってくるのが見えます。


「今ここMAP①」 カピオラニ・パーク
目的地は、ひとつ。カピオラニ・パークに置かれた
センチュリーライドのスタートゲートです。
ごらんのとおり、ワイキキビーチの端っこです。
赤ポチあたりが、だいたいスタート地点ね。
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どこに、これだけのライダーが潜んでいたのでしょうか?
時間を追うごとに、広い公園がライダー達で埋め尽くされていきます。




100マイルに出走するTeam50’sのゆうてんじ隊長、しん隊員、てっちゃん隊員、おいら、
そして50マイルチャレンジのマダム隊員計5人は
少し出遅れたけれど、ちょうどセレモニーステージ前のベストポジションに場所を確保。


ここで小さなサプライズ。
マダムがおにぎりを作ってくれていました。
起きてから何も食べていないので、とてもうれしかった。
さっそく頬張ります。うまっ! 

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マダム、ありがとう!


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ホノルルセンチュリーライドの主催団体HBL (ハワイバイシイクルリーグ)の
会長さん、ハワイ州副知事さんなどのアロ~ハ~♪なスピーチを聞いている間に
空が白み始めました。
そして少し霧雨が。でもここはハワイです。ただのスコール。すぐに止みました。

近くの高校の先生(? たぶん・・・歌メチャうま!)が歌う
「The Star-Spangled Banner」が終わると、
いよいよ世界でいちばん幸福なロングライドのスタートです。

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#2 ダイヤモンドヘッドの夜明け


カピオラニパーク内のよく整備されたサイクリングロードをゆっくりと抜けると、
やがてダイヤモンドヘッド・ロードへ走り出しました。
すぐ目の前になだらかな登り斜面が出現。
「もう?」ちょっと戸惑うけど、なんてことない登り。
インナーでくるくる回して、ここちよく駆け上がります。

たくさんのライダーが車線いっぱいにこの道を駆け上がっていきます。
速いライダーが左側をどんどん抜いていくけど、気にしない気にしない。
今日は、競う日じゃないんだから(競おうにも足がない←真実)


なだらかな斜面の頂上付近にさしかかかったとき、
視界の中に太平洋が広がり、今日の太陽が昇り始めました。
ハワイが夜明けを迎えたのです。

Honolulu Century ride   愛と友情(爆)の100mile。第一部   _a0091314_229850.jpg

太陽の神様が祝福してくれているかのようです。

4000人のアソビニン(遊びです、今日は)の中に宿ったマナに
エネルギーがどんどん注入されていきます。


さっそくteam記念撮影です。
これがteam50’sそろいぶみフォト!

Honolulu Century ride   愛と友情(爆)の100mile。第一部   _a0091314_2219858.jpg

撮り終えると、ダイヤモンドヘッドの下り坂が待っていました。

一気に駆け下りていきます。
朝日に照らされながら、最高の一日の始まり。

Honolulu Century ride   愛と友情(爆)の100mile。第一部   _a0091314_2345971.jpg
↑JALのサイトから去年のをキャプチャー(笑)

下った先は、ハワイでも有数の高級住宅街カハラの町を通るキラウエア・アヴェニュー。
のんびりとウォーキングやジョギングを楽しむ人たちの前を、
ザザザーーーーッと、バイクの大集団が駆け抜けていく。


やがて、道はカラニアナオレ・ハイウエイに突き当たり、集団は右折。
ハイウェイ、つまり高速道路ですね。そこを僕たちは走っている。
一車線をつぶしてコーンを置き、バイク専用レーンが作ってあります。
考えてみりゃ、すごいっす。

Honolulu Century ride   愛と友情(爆)の100mile。第一部   _a0091314_22103189.jpg


気持ちのいいゆるい下り坂なので、集団を気にしながらもペースはけっこう上がります。
朝日にオレンジ色に光る景色の中を、
たくさんのライダーが、ハイスピードで坂道を気持ちよく走りおりていく。
僕らteamm50’sも、その中にいる。


でも、道の状態は、必ずしもパーフェクトとはいえません。けっこう荒れている。
東京で言えば、旧山手通りのマレーシア大使館前あたりの感じ。(ロコな話題でスンマセン)
早くも路肩に停車しパンク修理しているバイクが、ちらほら。



 #3 濡れたハイウェイ、そしてアクシデント。 

ついさっきまで、雨がぱらついていたからでしょう。
路面が濡れている。そこに多数のライダーが殺到しています。
気をつけなければ。スピードを若干殺して下っていきます。

20mほど前で、路肩に数人が停車し、なにか叫んでいる。ただならぬ気配。
と、次の瞬間、彼らの前で2、3人が接触し、落車!
ハイウェイの右端に、鉄製の電車の軌道のようなものが残っていて、
そこに乗り上げてスリップしたらしい。
雨の日のマンホールや、こうしたトラップは、とても危険。


落車した一人は女の子。路面に倒れこんで、苦しそうです。
痛そうだけど・・・。
「大丈夫です」との彼女の声を確認し、
仲間の男性がヘルプしてくれたのを見届けて、
またペダルを漕ぎ出しました。走り続けられるといいのですが。

これから先、どんなドラマが待ち受けているのだろう。


 #4 ハートブレイイクヒル 

やがてコースは直角に左に折れてハイウェイと別れ、ルナリロ・ホーム・ロードに入ります。
そして、はコースが右に直角に折れ曲がると・・・・。


それからの光景は、生涯忘れようったって忘れられません。


目に飛び込んできたのは、
そうです。名前も不気味な「ハートブレイク・ヒル」。
麻布の牛坂なんてかわいいもんです。
心臓破りってわけですから。

データでいうと高低差47mを1kmで昇りきる。
こういってもピンときませんが、
「はじめ、だらだら、なか中火、最後の最後に超激坂!」こんな感じです。

Honolulu Century ride   愛と友情(爆)の100mile。第一部   _a0091314_00151.jpg
↑またもやJAL


気なんか緩められません。写真なんて撮ってる余裕、ありません。
誰かのを参考にしてください。こことか。

減速したら、二度と元の速度に戻れません。
ましてや、足をついてしまったら・・。

Team50’s、ここで一気にバラけます。隊長はなにごともないかのように、
くるくるとクランクを回し、すーーーーっと音もなく、
つか頂上から何者かに引っ張られるように、一定のスピードで昇りだしました。
しん隊員、てっちゃん隊員もあとを追います。

残されたおいらは、騒然となったライダー集団とともに阿鼻叫喚の修羅場と化した
坂道を、蛇行する先行ライダーに減速を強いられながら、昇り出します。

はじめのうち聞こえていた元気な掛け声や悲鳴が、
坂を上るにつれ少しづつ静かになり、やがて静寂の世界に。

映画タイタニックで、船が沈んでたくさんの人が海に投げ出された後のシーン、
覚えてますよね。あの感じ。

歩いて登る人が、前をふさぐ。
力尽きたライダーがバイクを降り歩き出す。
よけようと蛇行すると目の前に別のライダーが現れる。

そこかしこから、必死の呼吸音だけが聴こえてきます。

死にそうになってようやく頂上にたどりつくと・・・・。

おー、ジーザス!!ハワイの神様は、とても素敵なプレゼントを用意しておいたのです。


 #5 ご褒美のダウンヒル 

タイタニックの生き残り達(全員)が頂上で目にした神様の贈り物は、

目の前に開けたエメラルドグリーンの海のパノラマ。
そしてその海の前にぶわっと広がるビーチに向かってたーっぷりと続く
贅沢なダウンヒル。

神様、ありがとー!

目の前に紺碧の太平洋。色とりどりのジャージを着たライダー達が、
集団でサンデービーチパークめがけて、一気に駆け下りていきます。

Honolulu Century ride   愛と友情(爆)の100mile。第一部   _a0091314_7251767.jpg
↑またもJAL

神様がくれた素敵なプレゼントに感謝しながら、写真を撮るのもわすれ(ごめん)
ただただ、幸福に浸る時間!自然に頬がゆるんできます。



つづく
Commented by パリジェンヌ at 2007-10-04 23:10 x
お帰りなさ~い!^^
私もただいま~!^^
皆さん、無事に完走おめでとうございます!

もっと楽々コースを想定してましたが、意外や意外、ヒルクライムもあったんですね。
でも素敵なハワイで仲間と共に走る喜びがその辛さを一気に吹き飛ばしちゃうような感じだったのでは・・?
お写真もすごく素敵だし、皆さんの笑顔も最高にキュートです^^v

マダムの手作りおにぎりはさぞかし美味しかったことでしょうね^^
やっぱり主婦は違うなあ・・
あっでも同じ主婦でも私はそんな気配りが出来ません^^;
今後のいいお勉強になりました。
次回、お江戸進出の折には「PJ特製おにぎり」持参しますね~
目をつぶって工藤静香があの「はなたれ声」で「食べてよ~」って言ってるシーンを想像して食して下さいませ。

>>「はじめ、だらだら、なか中火、最後の最後に超激坂!」

「はじめチョロチョロ、中パッパッ、赤子泣いても蓋取るな!」
う~ん、そっかぁ~・・
ホノルルの制覇の仕方は美味しいお米の炊き方だったんですね・・・

とにかくお疲れでしょうからゆっくり連休はお休みくださいね^^
Commented by ゆうてんじ at 2007-10-05 11:18 x
nobさん、お疲れさまでした。初 HCR は如何でしたか? ハマるでしょ? 来年は 9/28(日)です。今からスケジュールを調整しておいてくださいね~。

ハートブレイク・ヒルの描写がこんなに感動的なの初めて読みました。俺ってそんなすごいとこ登ったんだ・・・普通に登っただけなんだけど・・・

こうなると帰りの "マカプーの登り坂" が楽しみだなぁ! 年内には読めるかな~ :-)



Commented by てっちゃん at 2007-10-05 11:56 x
お疲れ様です。
nobさんの表現、劇的になってかっこいいです。
1話でまだサンデービーチでしょ。最初のAIDに着いてないし・・・・・んー何話になるんでしょう。
Commented by ゆうてんじ妻 at 2007-10-05 18:41 x
nobさん、楽しかったね~ッ!おにぎりが役にたってよかった。
初日にハワイのドンキ-に行って材料を調達したんだけど、やっぱ、日本の米が一番たいね~っ!!

それにしても、写真がドアップですごーく嬉しいけど、あまりに迫力ありすぎて皆様が驚かれるので、できれば少々サイズ三割縮小控えめでお願いできますでしょうか(^^;



Commented by shinnx307 at 2007-10-06 09:19
いよいよ始まりましたね。 巨編・・・・・、期待してます!
ハートブレイクヒルをタイタニックにたとえるヒト、そう他にはいないよ(爆)

にしても、帰国してからnobさんの活動時間、早くなってません?
コメントとか6時台だし、8時過ぎにはメールが来るし・・・・・??

このまま時差ボケを維持したら、朝型に変わるかもしれませんよ (ヘヘッ
Commented by nob06 at 2007-10-06 22:38
パリジェンヌさん
平地だと思ってましたよ。走るまでは。ところが、けっこうアップダウンが
あり、往路のくだりは復路ののぼり。
風もあって後半ひーこら。その時の写真、オフィシャルが撮っていました
3部あたりに載せるので。お楽しみに。
「PJ特製おにぎり」楽しみです。
具は、ステーキでお願いしまっす。
Commented by nob06 at 2007-10-06 22:41
ゆうてんじさん
はまりましたよ。あたしゃ。
来年は、3時30分ゴールめざすですね。
写真スポットを今から決めておいて、
すばやく行動することにします。
Commented by nob06 at 2007-10-06 22:44
てっちゃん。
サンデービーチ、二部に入ってます。
でも、まだ書いてません。
全部書き終わるの、11月になっちゃったりして。
Commented by nob06 at 2007-10-06 22:54
マダム

おにぎり、ありがと。

あのおにぎりが完走させてくれました。

最後、みんなでゴールできて
楽しかったっすね。

Commented by nob06 at 2007-10-06 22:59
しんさん。
ハートブレイクのパニック伝えるには、タイタニックでしょ、やっぱ(笑)

来年に向けて、六本木や麻布山、これから登ることにしました。
多摩サイ帰りは多摩美坂のぼることにします。

そういえば、早起きになりました。
今、もう眠いっすもん。
Commented by ツール・ド at 2008-01-10 16:53 x
原則は並走禁止、一列で走行するようにと、
ホノルルに到着した日の朝の説明会でも、昨日のプラクティスライドでも、何度も念を押されたが、
スタート直後からいきなり全くの無秩序状態になる。
すなわち恋人やガールフレンドと話しながら、また写真を撮りながら
、酷いところでは4人くらいが平気で横に並んでいて、仲間内のことしか見えないし、
考えない。後ろからクルマが来てもまったく知らん顔だし、そういう連中はハンドサインなど決してしない。

地元のボランティアライダーグループや各ツアーのサポートライダーなどが並ばないように、
中央寄りの車線に入らないように呼びかけながら走るが、いかんせん多勢に無勢だ。

私が目撃した中で、一番酷かったのはローリングストーンズのベロ出しジャージを来た集団で、
長い下りでは、レースのつもりか隣の車線はおろか、中央線すら超えて反対車線に膨らんで走る始末。
後で見たら、なんとかフィフティーズと名乗っているようで、
Commented by nob06 at 2008-01-10 22:32
ツール・ドさん。いらっしゃい。

いいたいことはなんでしょうか?

便所のラクがき処「2ちゃん」に匿名クンが投稿した、
Tabula Rasaというブログの話を真に受けて、
はるばるこのサイトを探し当ててやってきたツール・ドさん。

人の文章をコピペしないで自分の言葉で話すほうが
人生何倍も楽しいですよ。


こそこそしてないで、今度いっしょに走りましょう。
チームとしても大歓迎ですよ。


by nob06 | 2007-10-04 22:30 | ロードの誘惑 | Comments(12)